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「ラグランジュ点」(宇宙の中で安定するポイント)

8月13、14日 12:30〜17:00

8月13日〜16日 17:30〜22:00  夏季エネルギー実習特別クラスをします。

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「私は社会運動と政府の間に位置するラグランジュ点の様なものなんです」

台湾IT相 唐鳳氏のインタビューより

 

 

私は組織に属することが小さい頃から苦手だったので、

団体のカラーで良し悪しを決める事はありませんでし、これからも無いでしょう。

愛校精神も愛社精神もなく、

パッケージの中に入る事は苦手。

なぜなら、全てが良いことなんてこの物質世界にはない様に感じるからです。

政治運営も、党によっての投票や当選はずっと「変」だと思っているのは相変わらず。

自分が信頼できると思われる人に投票してきました。

それを「右だ左だ」論争に巻き込まれるのも嫌だからあまり公言はしません。

 

 

世界の文明国を覆う問題の根源はどこにあるのか、

いろんな切り口から私なりに毎日考えます。

最終的にはいつも同じところにたどり着きます。

「物質の取り合い」

領土(中国問題やイスラエルパレスチナなど)

お金

人間

などの所有欲。

そう、所有欲にたどり着くのです。

 

大きな社会的な観点から見ると、

「なんて酷い」

と思います。

しかし、

現時点で小さな個人も、当たり前に所有欲を持っています。

素敵なパートナーが欲しい

いつか素敵な環境で暮らしたい

本を出したい

有名になりたい

認められたい

権力を持ちたい

あそこのレストランで食べたい

などなど

 

エネルギー的には同じなのです。

それが、シトシト小雨か滝の様な水量の台風でも雨は雨の様に。

 

「上なるものは下にも、下なるものは上にも」

 

です。

 

私たち一人一人の欲望がなくならなければ、

社会も変わらないのではないかと思うのです。

 

 

正解か不正解か

常にこの視点に立っていて、

どちらかの選択を迫る。

歴史上でも私たち人間はこの左右の線を決められ足をどちらに置くか迫られてきました。

大きな物質的な欲望を根元にもつ個人や団体によって。

死んだ後も持っていくつもりなのかと聞いてみたいです。

 

そして、毎日に様にSNSで繰り広げられる

「正しさ」

に辟易してしまっているのは事実です。

当初純粋であっても、どうしても「正しさ」の主張が前に出てくるからです。

感情にのまれれば、エネルギーは曇り選択を見誤ります。

 

そんな中、

見つけたのがこの記事です。

 

字幕:台湾IT相、30代でトランスジェンダーの「無政府主義者」 唐鳳氏独占取材 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News

 

文字起こししている部分貼り付けます。

ぜひインタビューをご覧ください。

 

トランスジェンダーというアイデンティティーが仕事にはどう影響しているか。AFPの取材に応じた唐氏はこの質問に対し、「私たち(トランスジェンダー)は二元論的思考をしないから、やりやすいこともあると思う」と答えた。

「世界の半分は自分たちと違う、というふうには考えない」

 20代前半で公的に性別を変更し、中国語名と英語名を現在のものに変え、「she(彼女)」という代名詞を採用した。ただし、入閣書類にはどちらの性別も記していない。

「少数派であることに苦しむさまざまな人たちに、私はより共感できる」と言う。「私は誰か特定の人の味方ではない。全ての人の味方でいるつもりだ」

唐氏は、さまざまなやり方で閣僚としての慣習を打ち破っている。職場には徒歩通勤し、アイデアを提供してくれる地元の人たちとの自撮り写真に応じる。自身のチーム内では上下関係を設けず、多くの会合を公開し、物理的な省は持たない。その代わり、政府の各部門を行き来して問題解決と助言を行っている。

 

■台湾の人々は偽情報への免疫力を劇的に高めてきている

 チームで取り組んできた最近の課題は、若年層の政治参画、偽情報の一掃、新型コロナウイルスの流行にテクノロジーで立ち向かうことだ。

 保守的な無政府主義者として、唐氏は自身を政府や市民のために働いているのではなく、その二つをつなぐ存在として見ている。

「私は社会運動と政府の間に位置するラグランジュ点のようなもの」と、宇宙空間で二つの大きな物体の重力を均等に支える3番目の小さな点を例に出して説明した。

 一般的な上意下達型の政府は抜本的に改革するべきだというのが唐氏の考えだ。

 今の世の中は不当行為を撮影した動画が拡散され、それがきっかけとなり、時に北アフリカ・中東での民主化運動「アラブの春(Arab Spring)」や、反人種差別運動「Black Lives Matter(黒人の命は大切)」が起きる。「民主主義そのものが民主化されている」と唐氏。一般人も政策に直接寄与するべきで、特に自分のように正統な政治的背景を持たない人こそ関わるべきだと付け加えた。

 新型ウイルスのパンデミック(世界的な大流行)期に台湾の民主制度は強化された一方で、中国のやり方は「より窮屈になった」と言う。

パンデミックは、二つの異なる政府の在り方について増幅器の役割を果たしたと思う」

 中国政府は蔡氏を忌み嫌っている。台湾を含めた「一つの中国」という考えを拒否しているためだ。

 蔡氏の党は、この島を台湾という独自のアイデンティティーを持つ、事実上の独立国家と見なしている。結果として、台湾は長年、中国寄りの手の込んだ誤情報や偽情報の標的となってきた。

 しかし唐氏は、台湾の人々はこうした情報への免疫力を劇的に高めてきたと確信しているとして、情報の衛生管理に例えた。「手洗いなどの良い習慣を身に付けているなら、何かを共有する前にもう一度考えるという良い習慣も身に付く」

 

■「ひび割れがあるからこそ光が差し込む」

 唐氏は世界で最も著名なトランスジェンダーの政治家の一人ではあるが、2019年に同性婚をアジアで初めて合法化した台湾には、進歩的な社会問題のためにまだやることがあると言う。特に外国人が入国時に記入する健康申告書には男性でも女性でもないという選択肢があるように、台湾のトランスジェンダーが公的な身分証明書で認識されるようになることを望んでいると話す。

 しかし、唐氏は悲観していない。カナダのシンガー・ソングライターレナード・コーエン(Leonard Cohen)さんの歌詞を引用し、「あらゆるものにひび割れがある、だからこそ光が差し込む」と話すと、「台湾は確実に多様性を受け入れる道を歩んでいると思う」と続けた。

 

記事には無いですが、インタビューには大切な言葉がありました。

「私が築こうとしているのは“場“なんです

成長するという共通目的のためのもので、皆が共存できる方法を見つけるためのものです。

この立場を保ち続けていきます」 

「彼のスタンス」に本当に未来への一歩が見えてストンと落ち着きました。

 

 

しつこい様ですが、

私たちが欲望の世界から抜け出ることなく、

この世が変わる事は無いように思います。

 

何かを主張する時に、

自分の正しさを主張するために、

ツールとして社会問題を使わないことも大切。

自戒を込めて。

主張の背景にある自分の感情を見つめれば、

何かが変わってくるのではないかと思います。

1番怖いのは、

自分を顧みることも許されず、思想統制によって「何か」に飲まれて行ってしまう事。

すでに、思想統制されている人たちも少なからず存在しているのです。

 

彼がこの立ち位置に辿り着いたのも、

トランスジェンダーという要因があったのかもしれないし、

もしくは、立ち位置がトランスジェンダーを選んだのかもしれませんね。

 

「すべての物事には理由がある」

これにつきます。

 

日々、自分を感じ、深く問題を掘り下げ「ラグランジュ点」を調整していきたいものです。

 

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[今後の予定・お知らせ]

 

4月以降のスケジュール

4月以降第2土曜日11時〜は、医療従事者クラスとエーテル塾合同クラスとなります。

 

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